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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年03月11日

パパイヤ

 タイに住み始めた頃、好きな果物はマンゴスティンとマンゴーだった。それがいつの頃からかパパイヤが好きになっていた。最初はパパイヤがしょうもない味だと思っていた。またどこの日本料理店の定食セットの最後にスイカとセットに出されていたので辟易していた。マンゴーは確かにおいしいが毎日食べるとなると、重い気がする。ところがパパイヤはそうでない。毎日でも食べられる。
 パパイヤをおいしく食べるには、適度な熟し加減が重要だ。そのため一本丸ごと買ってきて自宅で食べるようになった。最初はどのパパイヤを選んだらおいしいのかわからず、スーパーの果物売り場店員に選び方を聞いた。そして失敗を重ねる内にこれが良いものだというのがなんとはなしにわかるようになってきた。お店に並んでいるパパイヤは状態が良く、食べ頃のものはすぐに売れてしまう。お店に残っているのは、状態が良くまだ青いものか、状態が良くないが食べ頃のものだ。おいしく食べたいので状態が良くまだ青いパパイヤを買ってくる。そのパパイヤは冷蔵庫に入れてはいけない。入れてしまうと青いままで食べられない。あせってはいけない。青いパパイヤは常温の場所に放置しておくのが良い。そうするとあら不思議。2,3日語には青かったパパイヤは橙色に変わり、パパイヤ独特の香りを放つのだ。あたりまえと言えばあたりまえのことなのだが、自然の力に驚嘆してしまう。
 パパイヤをおいしく食べるには。そう、何もしないでじっと待つこと。  


Posted by ナムチャイ at 10:40タイ

2011年03月08日

カタマラン

 海辺のリゾート地に行くと必ずするのがカタマランに乗ること。カタマランはモーターがないので、風や波などの自然環境に左右される。風がないと走らないし、風が強いと海が荒れてカタマランが転覆する可能性が高くなるので貸してもらえない。というわけでリゾート滞在時は風の状態がとても気になる。朝起きると窓の外を眺めて、椰子の木の葉の揺れ具合を見ることで、今日はいけるかなと判断する。10日間リゾート地にいて良い風に出会える時間は、そう長くない。でもその良い風に逢ってカタマランを走らせることが出来たときは快感である。もうよだれがたれそうなぐらい。
 カタマランは風が吹いてくる方向の左右斜め45度の間に向かっては走ることができない。しかし帆の向きを変えることで風が吹いてくる向きの斜め45度に対しては進むことができる。これを左右に繰り返しジグザグに進行することで風が吹いてくる方向へ進むことができる。逆風でも風の受け止め方次第では、行きたい方向へ走ることができるのだ。もっとも困るのは無風状態。そんな時は空や雲でも見ながら、風が吹くのをじっと待つしかない。カタマランに乗るって、なんだか人生そのもの。  


Posted by ナムチャイ at 05:05

2011年02月15日

言語の習得

 タイに住み始めて間もない頃は、携帯辞書を片手に、タイ人と話しをするよう努めていた。優しいタイ人達は、下手な私のタイ語を聞いて、「Phuu thai keng na」(タイ語を話すのが上手ね)と褒めてくれた。「豚もおだてりゃ木に登る。」ってなもんで、その気になって勉強に精が出た。タイに行って、3ヶ月目たち気がついてみるとタイ語を話している自分がいた。学校で英語を何年も勉強したのにそれほど話せないのとは雲泥の差だった。言語の習得には、間違いを恐れずにどんどんまねて、使ってみる。これが一番だと思った。
 人使いの名人と言われた連合艦隊司令長官、山本五十六氏が「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」と言った。タイ語の勉強をしていて、これにかけて思いついたフレーズがある。「聞いてみて、まねてしゃべって、使ってみて、褒められなければ言語は覚えじ」と。  


Posted by ナムチャイ at 04:26Comments(0)タイ語